新生児から1歳児頃まで大人気のベビージムですが、種類も豊富です。
どのようなものがあるのでしょうか!?
一緒に見て行きましょう!
ベビージムの特徴や使用年齢の目安について
ベビージムは、アーチ状のポールにおもちゃや人形などが吊り下げられているおもちゃです。「プレイジム」とも呼ばれます。
ベビージムに吊り下げられているおもちゃは、音や音楽が鳴るものやくるくる回るものなど、ぶら下がって揺れるおもちゃを赤ちゃんが目で追ったり、手を伸ばして遊べます。
目で追う、触るといった行為によって、楽しみながら赤ちゃんの五感も刺激されます。
赤ちゃんがものを目で追えるようになるのは約3~4か月ごろからと言われているため、おもちゃに興味を示す様子が見られるのはそのくらいの月齢が目安になるでしょう。
いつまで使えるかはプレイジムによって異なります。ベビージムの機能や強度によっては、遊び方を変えると新生児から1歳、2歳頃まで遊ぶことができます。ねんね期の赤ちゃんは、吊り下げられたおもちゃを見たり触ったりしながら遊びます。
赤ちゃんが寝転がって使うのがメインであれば、ハイハイして行動範囲が広がる前までがメインになるでしょう。
またハイハイしながらくぐったりできるものなら、比較的長く使うことができるでしょう。
ベビージムは脳の発達に良い?
ベビージムに吊り下げられているおもちゃは、音や音楽が鳴るものやくるくる回るものなど、赤ちゃんの『五感を刺激するため知育玩具』としても人気です。
五感とは?
五感とは「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚の事を指します。赤ちゃんも五感を持って生まれますが、最初はどの感覚もぼんやりしたものです。
人間はこの5感をフルに使い、複数感覚から組み合わせて、脳処理を行っています。五感は外からの刺激を受けなければ発達しないと言われています。そして、この「五感」は、それらが別々に使われるのではなく、様々に組み合わされて、人間の知覚を成立させていると言われています。
相手の感情を読み取るには、第一には相手の顔の表情を見ますが、それだけではありません。人間は、相手の身ぶりや声の調子、全身に漂わせている雰囲気から、総合的に判断しています。
赤ちゃんも親の表情をみるだけでなく、声の雰囲気など、その場の雰囲気を総合的に判断しています。またお母さんのおっぱいなどから「味覚」や「嗅覚」、「触覚」を働かせて「五感」を使っています。
常にある穏やかな刺激を繰り返し受けることで、五感は発達していくとされています。
出典:日経サイエンス記事
人気のおすすめ「ベビージム」
レインフォレスト・デラックスジム
赤ちゃんがゆったりとおねんねできる柔らかいマットジムです。さまざまな仕掛けが、赤ちゃんの好奇心を刺激します。このベビージムは、赤ちゃんの動きに反応するモードと自動演奏モード(子守唄・森のリラックスサウンド)があり、赤ちゃんも音楽が聞けてご機嫌ではしゃぐ子も!また周辺にはぞうさん、オウムなど、5つの取り外し可能なおもちゃが付いています。マットは上部分を外して、ネットに入れて洗濯機で洗えるので便利です。
ベビージム メリー
ベッドからつかまり立ちまで「6通り」に使えて赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるジムです。子守唄やプーさんのテーマ曲、自然音、胎内音が合計22種類。プーさんボイスも搭載。赤ちゃんの興味を引く音もたくさん入っています。おもちゃ部分は、ゆっくり回転、普通回転など回転速度なども調節できるだけでなく、ナイトモードも使用でき、寝かしつけなどにもおすすめです。
4WAYピアノジム
アーチ、ピアノ、おもちゃは取り外しができて、成長に合わせて長く遊べます。音楽も連続でなるバージョンと、足で鍵盤を押した時のみなるバージョンの2つがあり、場面によって使い分けできます。おもちゃも取り外しが可能のため、おすすめです。
ディズニーキャラクターズ ベビージム
赤ちゃんがよろこぶたのしい斜め回転のベビージムです。斜め回転は、手前のものは大きく見え、遠くのものは小さく見える事が繰り返される事で、この時期の赤ちゃんに必要な目の「焦点」を合わせる視覚運動能力をサポートします。音楽もやさしいオルゴール音メロディ5曲(星に願いを/ミッキーマウス・マーチ/ブラームスの子守唄/ゆりかごの歌/ミュージックボックス)があり、ボタン切り替えで「ゆっくりテンポ」の「すやすやメロディ」に切り替わります。オルゴールメロディの他に、やすらぐ「環境音2種(森の自然音/胎内音)」も兼ね備えています。ベビージムを眺めながら、催眠術にかかったようにいつのまにか寝てしまうかもしれません。是非試してみて下さい!
ツリートップフレンズ ベビージム
SKIPHOP(スキップホップ)はデザイン性の高さと機能性で人気のニューヨークの総合育児ブランドです。ふかふかのクッションは腹ばい遊びに大活躍です。マット本体は、森になっていて、さわると音がする花や葉っぱ、ミラーなどあかちゃんの好奇心を刺激する楽しい仕掛けがいっぱいあります。
アンパンマン ベビージム
子供たちの大好きなアンパンマン!アンパンマンのキャラクターたちがカラフルなので、子どもも夢中になって見ます。アンパンマン好きな子供におすすめです。
ベビージムで物足りなくなってきたら「ジャンパルー」がおすすめ
ジャンパルーとは赤ちゃんがジャンプ遊びを楽しむための遊具のことです。
メーカーにより使用年齢が異なりますが、一般的には『首がすわり始めたころから自分で歩けるようになるまで』使用できるようになっています。
主要メーカーでは、「体重が12kg未満の子どものみ使用可」としているところも多い状況です。ジャンパルーは赤ちゃんの成長に合わせて使用できますが、目安としては「生後6ヶ月〜12ヶ月」頃と言われています。
成長に合わせて、高さ調節ができるものだと長く使用できるのでおすすめです。
レインフォレスト・ジャンパルー
カラフルなおもちゃに囲まれて遊ぶことができます。シートが360度回る事ができるので、クルクル回って、周りのおもちゃで遊べます。ジャンプする度に、メロディが流れてライトアップ。子供もテンションアップするでしょう。シートの高さを3段階に調整できるので、成長に合わせて使用できます。ジャンプすることで運動能力を鍛えるだけでなく、音楽を聴いたり、カラフルなおもちゃも見たりと、子供の運動能力と五感を鍛えることができます。シートも取り外して、洗えることができるので便利です。
看護師・助産師・保育士(専門家)からのコメント
上田 紀子(Noriko Ueda)
『経歴』
2000年に短期大学卒業後、看護師、助産師、保健師として、大学病院や、クリニック、保育園、高齢者施設、健診センターに勤務。
『保有資格』
コメント
新生児から利用できるベビージム。
アーチにおもちゃが吊り下げられて、ねんねしたまま遊べます。プレイジムとも呼ばれます。赤ちゃんが喜ぶ仕掛けがたくさんあり、長く使うこともできます。布製のものは洗濯も可能ですので、清潔に使用できます。素材が柔らかい物は安心ですね。かわいいマットの上に寝かせると赤ちゃんも大興奮します。
目の前に広がるおもちゃに手を伸ばしたり、足でキックしたり体を動かして遊ぶこともできるでしょう。おもちゃの場所を交換できるタイプがあるので飽きさせまん。おもちゃが回転する物は、赤ちゃんが目で追うので追視の促しにもなります。キャラクターの物は幼児になってもお気に入り間違いなしです。音楽が流れればリズム感や好奇心を育むこともできるでしょう。
東 奈菜美(Nanami Azuma)
『経歴』
国立大学にて女性の働き方やライフプランについて学ぶ。大学卒業後は、公立保育園にて5年間勤務し、0〜6歳までの乳幼児保育を担当。子どもの成長発達のほか、親子関係やメンタルケアについての相談にも対応する。結婚出産を経てライティングの仕事を始め、2023年4月より専業ライターとして活動中。
『保有資格』
コメント
天井を見て過ごす時間の長いねんね期の赤ちゃんにとって、ベビージムは初めての興味関心を育てるトリガーのような存在です。追視を促したり、興味のあるおもちゃを自分で選び、手や足で触ったりできるのが、ベビージムの優れた特徴と言えるでしょう。
多くの場合は、ベビージムに取り付けられるおもちゃは握りやすい素材・洗いやすい素材でできていますので、衛生管理という観点からも安心です。オルゴール付きのものや音の出る玩具が取り付けられるものを選べば、視覚や触覚だけでなく、聴覚も刺激してくれるでしょう。
赤ちゃんの興味を引き出し、楽しい時間を提供してくれるベビージムを選んでみてはいかがでしょうか。