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【保育士監修】赤ちゃん・子供のタブレット遊びの影響について!おすすめタブレットを考察

この記事を読むのに要する時間: 3

子供がタブレットやスマートフォンなどの電子機器に長時間触れるのは良くないと言われています。しかし、デジタルメディアが発達した現代では、タブレットなどの電子機器を使わない環境で一生を過ごすのは不可能でしょう。

できるだけメリットを活かしながら、子供には上手にタブレットなどの電子機器と付き合って欲しいと思う方が多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では子供のタブレット利用に関するお悩みを解決していきます。

具体的には、下記の順番でご紹介していきます。

  • タブレット使用のメリットとデメリット
  • タブレットを使う際の注意点
  • 購入する場合「おすすめのタブレット」
目次

現代っ子のタブレット遊び!子供に良い?悪い?

小さな子供とお出かけした際、外出先での待ち時間が予想以上に長くなることがあります。病院や役所、電車やバスといった公共交通機関など静かでいることを求められる場所で、退屈になった子供が声を出して騒いでしまうというのは保護者のお悩み相談でよくある内容です。

「お願いだからあともう少し静かにしていて」

と祈るような気持ちで過ごした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

また、家事などが忙しく手が離せない間や、電動自転車での移動中、子供がぐずって座席から落ちてしまうと危険なため、タブレットやスマートフォンを子供に渡し、しばらくの間静かにしてもらったりということもあるかもしれません。

ベネッセが0歳から6歳の子を持つ保護者、約6600人を対象としたリサーチ[1]を行いました。スマートフォンやタブレット、ゲーム機、テレビなどのメディア活用に関する調査です。

そして、「7割の親がタブレット使用に抵抗がある」という結果が出ました。

多くの保護者が、タブレットの使用に関してマイナス面を認識していることのあらわれでしょう。

子供のタブレット使用にて考えれれるメリット・デメリット

では、タブレットを長い時間使うと、具体的にどのような弊害が出てくるのでしょうか?

「視力の低下につながる」「運動不足になる」「タブレットに夢中になりすぎて長時間遊んでしまう」「自分の頭で考えて行動ができず、受動的になってしまう」「タブレットに依存してしまう」といった不安を抱えている親御さんも多いようです。

実際に、アメリカ小児科学会の研究[2]によると、タブレットなどのデジタルメディアに触れている時間が長ければ長いほど、肥満につながるという報告がされています。運動不足で座っている時間が長いほかに、タブレットに触りながら食事やおやつを食べる「ながら食べ」や、動画を視聴している間に食べ物の広告を目にする機会が増え、それが飲食行動につながるのではないか?と指摘されているのです。

しかしその一方で、タブレットを使った学習など新たな可能性も指摘されています。

タブレットで動画視聴をすることで歌やダンスを楽しめたり、インターネット検索で新しい知識をたやすく得ることもできるようになりました。物体を立体的に表示させ、タブレットに直接触れることでその物体をグルグル回したりと、アナログ学習では手間も時間もかかったものが瞬時に体験できるようになっています。

2020年度から小学校ではプログラミング教育が必修となり、徐々に、公立小学校でも一人一台のパソコンを導入する自治体が増えています。

冒頭でも述べましたが、デジタルメディアの活用は今後の社会生活で欠かせないものとなるでしょう。

タブレットやスマホを子供に与えっぱなしにするのではなく、親子のコミュニケーション手段のひとつとして利用し、電子機器との上手な付き合い方を学んでいきましょう。

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タブレット遊びの注意点

では、どのような点に注意して子供にタブレットを使わせたら良いのでしょうか。

年齢が上がるにつれ、子供が自分専用のスマホやタブレットを持ち、勉強や趣味に利用していくことになります。

まだ低年齢のうちに、保護者が下記に注意することで子供が上手に電子機器と付き合うことができるようになります。

使ってよい時間、場所を決める

アメリカ小児科学会が、「Family Media Use Plan」を立てることを提言しています[3]。これは、各家庭でタブレットなどの電子機器を使う際のルールを決めると言うことです。

たとえば、「タブレットを見るのは1日何分まで」「見て良い時間は何時から何時まで」「使って良いアプリ、ダメなアプリ」「タブレットの利用は保護者が一緒の場合のみ、自室に持ち込んではいけない」などです。

もちろん、視力の低下を避けるために目とタブレットの距離はしっかり離しましょう。

また、液晶画面から発生するブルーライトの影響を最小限にするには、特に就寝前にタブレット端末を見ないようにするべきです。

ブルーライトは太陽光に含まれているため、継続的に目にすると脳がまだ昼間だと認識してしまいます。そうすると、睡眠をつかさどるメラトニンの発生が抑えられてしまうため、睡眠障害につながる可能性があるからです。

タブレット端末に貼るカットフィルムやブルーライトカット用の眼鏡なども販売されていますので、必要に合わせて利用してみてください。

タブレットに機能制限をかける

子供が使うタブレット端末には必ず機能制限をかけましょう。保護者のみが知るパスワードを設定して、子供が利用する際には保護者がロック解除をするなども有効です。また、ある程度の年齢になり子供が自分でアプリなどをダウンロードできるようになった場合も、同様に制限をかけておく必要があります。

動画閲覧アプリをインストールしている場合は、不適切なコンテンツが表示されるのを避けましょう。

何も設定をしないと、表示される動画の中には、幼い子供には見せたくない暴力的なものや性的なものが含まれてしまいます。13歳未満の子供の利用が推奨されているYouTube Kidsを使って、視聴時間を管理したり視聴制限設定をするのもよいかもしれません。

現実体験やコミュニケーションを大切にする

また、周りのお友達や親子での直接コミュニケーションを大切にしましょう。

たとえばタブレットでひらがなを学んだ場合、実際に鉛筆と紙を使ってお手紙を書いてみるのもいいですね。また、何かの動画を見た時は、感想を親子で話し合うのも良いでしょう。極力、デジタル体験を現実の体験と結びつけることが重要です。

先ほどご紹介したアメリカ小児科学会の論文[4]でも、「デジタルの世界だけで完結させずに現実の体験をしましょう」と述べています。

子供とのコミュニケーションの時間を増やすためにも、保護者自身が生活態度を振り返ることが大切です。

もしタブレット端末やスマートフォン、パソコンなどに向かっている時間が長すぎる場合は、手を止めて子供と向き合う時間を増やすように心がけてください。

おすすめタブレットおもちゃ

1.アンパンマンすくすく知育パッド(推奨年齢:1歳半から)

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100以上のメニューから選択でき、お絵かきやピアノ遊び、ミニゲームなど様々なコンテンツがそろっています。振ったり触ったりかたむけたりと直感的な操作で楽しめるものが多いので、小さい子供でも楽しめます。

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「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2020」教育玩具部門の第一位に輝いた同商品は、180以上のメニューがあり国語や算数、英語の勉強モードはもちろん、ミニゲームやカメラ機能も搭載しています。お手伝いカードやスケジュールなど、日常生活で使える実用的なメニューが含まれているのも特徴です。

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小学館の人気図鑑NEOシリーズが電子タブレット化された商品で、「遊んで学べる電子図鑑」がコンセプトです。動物、恐竜、魚、昆虫の各図鑑から500種類の生き物が登録されており、自分で撮影した写真を図鑑に登録したりといった楽しみ方もできます。

4.Fire10キッズモデル(推奨年齢:3歳から)

Amazonが販売する子供専用のタブレットです。ゲームなどのアプリのほかに、アマゾンが提供する児童書や絵本、学習漫画など数千点のコンテンツを1年間無料で楽しむことができます。視聴時間をコントロールしたり、決まった時間以外はタブレットの利用をロックすることも可能です。

5.Vankyoキッズタブレット

Android10搭載のキッズタブレットです。保護ケースがついており、耐久性に優れています。もちろん、視聴時間制限などのペアレンタルコントロールも可能です。子供にタブレットを買い与えたいが、あまり高価なものは必要ないと考える場合はお勧めの商品です。

6.iPad Air(第4世代)

本格的にタブレットを使いたいなら、大人も楽しめるiPadもお勧めです。教育機関でも使用されており、その機能は折り紙付き。子供が不適切なコンテンツにアクセスしないよう、保護者の方で必ずコントロールするようにしましょう。

記事作成者・監修者:元有名大学講師・海外大学院卒(専門家)

内田 綾子(Ayako Uchida)

詳細プロフィールはこちら

■経歴

■保有資格:TOEIC Listening & Reading Test 965 point

【引用・出典】

[1] 乳幼児の親子のメディア活用調査(ベネッセ)https://berd.benesse.jp/up_images/research/sokuhou_2-nyuyoji_media_all.pdf

[2] Screen Media Exposure and Obesity in Children and Adolescents https://pediatrics.aappublications.org/content/140/Supplement_2/S97

[3] Children and Adolescents and Digital Media https://pediatrics.aappublications.org/content/138/5/e20162593

[4] Children and Adolescents and Digital Media https://pediatrics.aappublications.org/content/138/5/e20162593

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保育士からのコメント

中里 絵美(Emi Nakazato)

子ども英会話講師として12年間、0歳からの英語教育に携わる。自身の出産と子育てをきっかけに英語絵本アドバイザーとしても活躍。

『保有資格』

【コメント】

現代においてはインターネット無しに暮らしていく方が難しい位、社会生活の中心となっています。幼い子ども向けのコンテンツも充実しているので、使用すること自体に迷う必要はないでしょう。しかし、子どもは心身ともに未熟で自分自身をコントロールする力が弱いので、親の手助けが必要になります。そのためには

タブレットを使用する際は、必ず親と「おやくそく」を作りましょう。

まずは時間のお約束から始めて、守れた時は当然と思わずに必ず褒めて感謝しましょう。しっかりと守れる様になることで自然と自制心が養われていきます。親の監視からも少しずつ離れ、親子の信頼関係も構築されていきます。年齢が幼い子ほど時間はかかりますが、ぜひ試してみてください。

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