長く寒い冬が終わり、春がやってきました。冬場は寒さゆえに外遊びが難しく、お子さまのありあまるエネルギーをどう消化させてあげるか、どこで遊ぶのか、苦労されたパパ・ママも多いのではないでしょうか。
そんな待ちに待った暖かい季節。春といえば暖かく過ごしやすいイメージがありますが、「春に3日の晴れなし」ということわざがあるように天気の変わりやすい季節でもあります。
気温の変化に体調を崩しやすい時期でもありますので、今回ご紹介する春服の種類や選び方をぜひ参考にしてみてくださいね。
春の天気の特徴
春の天気の特徴は、気温の変化が激しいことです。
冬の冷たい空気の名残があり、その空気と春の強い日光が混ざり合うことで、天気の変化が激しくなります。また「春一番」と言われる南よりの強い風が吹くこともあり、太陽が出ていても肌寒く感じる時もあります。
東京の平均気温は15度前後ですが、最低気温は一桁になることもあり、寒暖差が大きいことが分かるかと思います。
生後11ヶ月の特徴と服装
11ヶ月頃になると伝い歩きに安定感が出てきたり、欲しいものを指さして声を出すようになったりと、「赤ちゃん」から「子ども」という表現の方がしっくりくる出来事が増えてきたのではないでしょうか。
まもなく1歳を迎える時期ですが、時の流れの早さに驚いてるパパ・ママも少なくないでしょう。
また1歳を目前にし、育休が明け保育園がスタートする準備に大忙しの時期かもしれませんね。まだまだ子ども1人でできることは大変限られており、基本的には大人の介助が必要なため、食事やお着替え等、毎日必ずやることは少しでもスムーズに進めたいものです。
昔と違い多くの便利グッズや情報がある時代なので、少しでもご自身が楽をできる選択をしてくださいね。
洋服の選び方1つにとっても言えることで、動きが出てきて静止させるのが大変だと感じ始めたら、オムツをテープからパンツへ。肌着は、ボディースーツよりもセパレートタイプにすると、立ったままや座った状態で着脱できるようになり、着替えさせやすくなるかもしれません。
赤ちゃんの運動、発達のレベルは様々で、かなり個人差があると言われております。お子さまの状況に合った洋服の種類を選び、今まで使ったことがないタイプのお洋服にチャレンジしてみるのも、新しい発見があり楽しいかもしれませんね。
生後11ヶ月の春服はどのような服装がおすすめ?
生後11ヶ月の服は、どのような服が良いのかしら?
春の天気のよい日は暖かく、時には初夏の陽気になる日もあります。
一方で、急に強い風が吹き、肌寒く感じる日もあるように、春は天気が変わりやすい季節です。また朝や夕方、夜はぐっと冷え込むので、状況に応じて脱ぎ着しやすい服装にするのがよいでしょう。
※お住まいの地域の気候や、暖房の有無、お子さまの体型・成長などによっても異なります。
室内
半袖またはタンクトップの肌着(セパレートタイプ) +薄手の長袖+ズボン(長ズボン、または七分丈)
暑くならないように、肌着+薄手の長袖を着せてあげましょう。
暖房が効いている部屋や動き回って活動量の多い時は、汗をかいていないか確認をし、必要に応じて調整をしてあげてください。
外出
半袖またはタンクトップの肌着(セパレートタイプ) +薄手の長袖+ズボン(長ズボン、または七分丈)+羽織もの(カーディガン、ベスト、薄手のパーカー)+帽子
外出時は、室内での服装にプラスで羽織ものがあるとよいでしょう。カーディガンやベスト、薄手のパーカーでもOKです。
肌着はその日の気温に応じて、長袖・半袖・タンクトップと調整しても良いですが、迷った時は、半袖の肌着で問題ありません。
外出時は着替えの服装を何種類も持って行けないので、半袖の肌着を着せておいて、羽織もので調整するのも楽ですね。羽織ものは軽くてコンパクトになるものが、持ち運びに便利です。
また春は紫外線が強いと言われているため、外出時は帽子で紫外線対策を忘れないようにしましょう。帽子に慣れていないと、お子さまによっては夏の炎天下で帽子を嫌がって外してしまうこともあるようです。今の時期から帽子に慣れさせておくことも大切になります。
就寝時
半袖またはタンクトップの肌着+薄手のパジャマ(長袖、長ズボン)
春の夜はまだまだ冷え込むので、薄手の長袖・長ズボンのパジャマがよいでしょう。
寝返り等で動いてしまうので、腹巻きがついているタイプだとお腹が出てしまうことがなくおすすめです。セパレートのパジャマで腹巻きタイプがなければ、ズボンにトップスをINしてあげるのもよいですよ。
生後11ヶ月の春服の選び方や注意点
服を選ぶ際に注意点などはあるのでしょうか?
- 急な温度変化に対応できるように、羽織れるものを用意する
(ベスト、カーディガン、薄手のパーカー等。軽くコンパクトなものがあると持ち運びに便利) - 羽織ものはフードがないものを選ぶ
(ドアノブや遊具等に引っかかり転倒や怪我の原因になることがあるため) - パジャマは腹巻きが付いているタイプで、おなかを冷やさないようにしてあげる
- 紫外線対策で帽子を用意する
- 伝い歩き等で転びやすいため、ひざが隠れる丈のズボンだと安心
- 取れやすいボタンや、リボン等の装飾がないものを選ぶ
(誤飲の危険性、怪我防止のため) - トップスは、手の甲が隠れない長さのものを選ぶ
(転んだときに手をつけるようにするため、また食事の時に汚れないようにするため) - 活動が活発になることもあるため、柔らかく動きやすい伸縮性のある素材を選ぶ
- 保育園に通う場合、保育士さんが1日に何度も着替えをさせるため、着脱しやすい洋服にし、頭が通しやすいように首元にスナップボタンがあるものだと着脱しやすくてよい
生後11ヶ月の服のサイズの目安について
生後11ヶ月の服のサイズの目安は?
生後11ヶ月ごろは、70-80サイズが目安になります。しかし、この時期はまだまだ成長が著しくすぐサイズアウトしてしまうため、肌着などはやや大きめのサイズでも良いでしょう。
またサイズ選びの際、ポイントとなるのが首周りの大きさです。製品によっては首周りが小さめに作られているものもあり、丈は問題なくても、首周りがキツくて着せにくくなる場合もあります。首元にスナップボタンがあり、着脱しやすいものを選ぶと良いでしょう。
ズボンはストレッチ性があるものを選ぶと良いです。サイズ表に記載の身長や体重に当てはまっていても、お子さまによって太ももの太さや足の長さも異なるため、ストレッチ性のものだと許容範囲が大きくなり、失敗することも少なくなります。
オーバーオールのように重ね着をする場合は、下に着る洋服の厚みも考えて、少し大きめでも良いでしょう。重ね着をして、秋冬にも着れるようなお洋服は、寒い時期に厚着をすることも考慮してサイズを選ぶと、長い期間楽しむことができるでしょう。
最後に、ロンパースとセパレートタイプでは同じサイズ表記でも、着たときの余裕が異なることもあります。特にセパレートタイプでは上下同じサイズを買っても上だけブカブカだったり、ズボンは太ももがきつかったりと、お子さまの体型や成長によっては上下バラバラのサイズになることもあります。
直接店舗へ買いに行ける際は、試着やサイズ合わせをして購入するのも良いでしょう。通販やネットで買う場合は、ストレッチ性のものやスナップボタンでサイズ感を調整できるものを選ぶのも1つの手です。この時期に初めてセパレートタイプを購入する方もいらっしゃるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
新しく春服を購入する際はすぐにサイズアウトしないようにやや大きめサイズを購入するのがおすすめですが、あまりにブカブカの服だと転倒や怪我等の原因にもなりますので、ご注意ください。
※あくまで目安となりますので、お子さまの体型に合ったものをお選びください
生後11ヶ月の体重・身長の目安について
男の子
月齢 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|
生後10ヶ月 | 68.4~77.4 | 7.34~10.59 |
生後11ヶ月 | 69.4~78.5 | 7.51~10.82 |
生後12ヶ月 | 70.3~79.6 | 7.68~11.04 |
女の子
月齢 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|
生後10ヶ月 | 66.5~75.6 | 6.86~10.06 |
生後11ヶ月 | 67.4~76.7 | 7.02~10.27 |
生後12ヶ月 | 68.3~77.8 | 7.16~10.48 |
生後11ヶ月になるとハイハイは力強くなり、つかまり立ちも上達します。早い子だとこの時期から歩き始めるようになるでしょう。この時期になると、興味のあるものに対して、あっという間に目標の位置まで進むことができます。そのため、室内環境を安全な状態にしておくようにしましょう!
引用:平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(厚生労働省HP)
生後11ヶ月のオススメ春服や肌着はこれ!
生後11ヶ月頃の春は、どのような服がオススメなのでしょうか?
肌着
トップス
レギンス
ベスト
パジャマ
まとめ
天気が変わりやすく、朝夜は冷え込む季節の春。生後11ヶ月は、まだまだ「暑い、寒い」の主張ができない時期でもあるので、お子さまの春のお洋服選びは難しいと感じるパパ・ママも少なくありません。
荷物が少し多くなってしまいますが、羽織れるものを持ち歩き、寒暖差の激しい季節を上手に乗り切ってくださいね。
そしてまもなく、1歳のお誕生日を迎えますね。パパやママにとってもパパママ歴1歳の記念日ですね。本当におめでとうございます。
はじめての育児に戸惑いや不安を感じながらも、お子さまの日々の成長を喜び、濃い1年だったのではないでしょうか。なかには育児休暇が明け仕事をスタートする方もいらっしゃるかもしれません。保育園に入園するお子さまもいるでしょう。
新しい生活がスタートし、大変な日々かと思いますが、どうか無理せず過ごされてくださいね。