
絵本は沢山あるけど、何が良いのかしら
インターネットの普及で、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。
激動の時代のなか、子どもたちがすこやかに成長するためには心の栄養も大切です。
絵本を生活に取り入れて、目に見えない豊かさを我が子に提供していくことも大切な事でしょう!
絵本を読ませることで期待できることは?

絵本を読むことで期待できるメリットを考えてみましょう!
そもそも絵本を読むとどんな効果が考えられる・期待できるのでしょうか。
自分で考えるくせがつく
本を開いて読む、という行動は、自主性がなければできません。積極的な心をはぐくむことにつながります。ページをめくったり、同じところを繰り返し読んだりすることは、自分の心を見つめて考えることにもつながります。
心の中で自由に想像力を働かせることができる
絵本はいつどこで読んでも、物語の世界に心をはばたかせることができます見知らぬ国、未来、昔、宇宙などを自由自在に行き来して、そこにいるように感じ登場人物になりきって新しい経験をすることができるでしょう。
自分を表現することばが身につく
本のなかには言葉がいっぱいつまっています。絵本をたくさん読むことでお子さんの頭の中に言葉が積み重ねられていき、やがて自分の言葉として使えるようになっていきます。自分の気持ちを伝えたいときや、相手の言いたいことを知る手助けになるでしょう。
国、文化の違う人たちへの理解が深まる
現代の世界は困難な状況を多くかかえています。これから未来を生きていくこどもたちは、さまざまな国の状況、文化的背景を知り協調していくことが大切。絵本はそれぞれの国を知ることのできるツールです。
親子の信頼関係、愛情をはぐくめる
親子で絵本を楽しむだけで、お子さんへの愛情をしっかりと伝えることができます。同じ本を一緒に開き、絵本の世界にともに飛び込んでみましょう。5分でも大丈夫。一緒に絵本を見て楽しんだり、読み聞かせをしたりすることで、笑顔で過ごす時間が増えること間違いなしです。
5歳の絵本の選び方

絵本の選び方はどのようにすれば良いのでしょう?
絵本を購入したいけれど、どれを選んだらよいかわからない、ということはありませんか?
様々な絵本が販売されているため、自分の子供が楽しめたり、学べたりする一冊を探すのは大変だと感じるかもしれません。
5歳頃は「コミュニケーションの手段としての言葉から、ある目標に向かって自分の行動を抑制し、組織し、統制しようとする働きに用いられる自分の対話としての言語(内言)が出現する時期」
“こころの世界”新曜社より”
遊び、空想の世界が中心だったころに比べ、現実の世界に近づき、社会性が養われはじめるときです。
自己主張も強くなります。人間形成のために大切なことを学び、小学校をはじめとした社会に適応するための知識を得ていくことも大切でしょう。
そのためには、さまざまなジャンルの絵本を読んでいくことをおすすめします。
また文字を読めるようになってきたお子さんは少し長い物語に挑戦することもできるかもしれません。数日にわけて少しずつ、一緒に読んであげると読書の喜びが感じられるでしょう。そして一番大切なのはお子さんが楽しく読めること!お子さんが手に取った本を尊重してあげましょう。
絵本は買う?借りる?

絵本を買うべきなのかしら!?図書館などで借りるもの良いけど、みんなどうしているのでしょう。
お子さんに絵本を与えたい、と思ったときに図書館等で借りるか、購入するか迷うことがあるのではないでしょうか。どちらにもメリットはありますが、できれば買うことをおすすめします。
いつでも好きなときに読むことができ、長く使うことができるからです。
少し汚してしまっても、より愛着のわく本として読み続けられます。
自分の好きだった本をお子さんに読んでもらう喜びも味わえますね。
大好きな本が手元にあることで心を落ち着かせる事ができるでしょう。迷ったときには図書館で一度借りて読み、気に入ったときには買い求めると良いかもしれません。
絵本の収納方法は?
5歳になったら、手に取りやすい高さの棚に表紙を見せるようにして本を配置すると、子どもが手に取りやすくいつでも読むことができます。
常に読書ができる環境があることで、本好きのお子さんに成長することでしょう。
さらにリビング、子供部屋、寝室など分散して収納することでも絵本に親しむ環境づくりができます。
収納用のラック等も販売されていますから、大好きな本を集めて好みのインテリアとしても素敵です。
5歳におすすめの本はこれ!

おすすめ絵本を紹介させて頂きます。ご参考までに見てみてください!
本選びに迷ったら、キーワードから探してみることをおすすめします。
5歳児が大好きな定番絵本
何度読んでも魅力が失われない絵本!子供の頃読んだときの感動を思い出しながらお子さんと楽しみましょう。
アンガスとあひる

スイミー

三びきのやぎのがらがらどん

としょかんライオン

ねえ、どれがいい?

お母さんも安心!知育絵本
自分のことは自分でできるようになってほしい!社会のルールを教えたい!絵本が楽しくやさしくお子さんに教えてくれます。
おやくそくえほん(はじめてのよのなかルールブック)

へんてこたいそう
るるぶ めいろでたのしむにほんちず

いろいろなかたちのえほん

どうぶつしりとりえほん
人気のベストセラー絵本
保育園や幼稚園で読み聞かせの時間に聞いたことがあるおはなしたち。おうちでももう一度読んでみたい!親子で絵本をかこんで感想を言ってみよう。
はらぺこあおむし

あおくんときいろちゃん

どんなにきみがすきだかあててごらん

にじいろのさかな

はじめてのおつかい

5歳児向けのロングセラー絵本
おとなになってから読んでも心に残るストーリー。子どものころの感動は一生心に残るでしょう。
かいじゅうたちのいるところ

どろんこハリー

いたずらきかんしゃちゅうちゅう

こんとあき

すてきな3にんぐみ

長年愛される絵本シリーズ
一冊読むとほかの本も読みたくなる楽しいシリーズたち。本好きになるきっかけになる絵本です。
ぐりとぐらシリーズ

だるまちゃんの絵本シリーズ

ももんちゃんシリーズ

スモールさんシリーズ

くまくんの絵本シリーズ

読み継がれる名作絵本
世界中で愛されるものがたり。長い年月たくさんのひとたちに読みつがれてきた宝物のようなお話です。
おおかみと七ひきのこやぎ

にんぎょひめ

かさじぞう

ほしのおうじさま
口コミが高い絵本
落ち着きがない、本を読む習慣がない子どもでも、きっととりこになる絵本です。一度読んだらもう一度読みたい!という気持ちにさせてくれます。
バムとケロシリーズ

パンどろぼうシリーズ
大ピンチずかんシリーズ

親子で楽しむストーリー
本を読みながら親子の会話ができる絵本です。忙しくてなかなか子どもと向かい合う時間がないことが心配なとき、少しの時間でも一緒に開いてみてはいかがでしょうか?
質問絵本
へいわとせんそう

ちびごりらのちびちび

コッケモーモー

おへそのあな
男の子におすすめの5歳向け絵本
行動範囲が広がって、親の言う事が耳に入らないことも。でも興味のあることには一直線のお子さんに。
きょうりゅうのかいかた

ほんとのおおきさ動物園

うちゅうひこうしになりたいな
動物や乗り物がテーマの絵本
興味や関心をもったことには、どんどんふれさせてあげたいですね。絵本の中にはおとなも知らない情報が書かれています!いつのまにかお子さんのほうが詳しくなっていることでしょう。
はたらくくるま
みんなでんしゃ
どうぶつサーカスはじまるよ

こいぬがうまれるよ

おらんうーたんのおうち
女の子におすすめの5歳向け絵本
そろそろおとなのように気難しいときがあるのではないでしょうか。絵本を選びながらお子さんの興味や気持ちに寄り添ってみましょう。心優しい気持ちになれる物語です。
わたし

なにをかこうかな

ガンピーさんのふなあそび

おまたせクッキー

わたしのワンピース

おとぎ話やプリンセスの物語
昔から語り継がれるお話やディズニー映画にも出てくるおひめさまの物語を読むと、夢が広がりますね。悲しいことがあったときにも元気になれることでしょう。きれいな絵をみているだけでもうっとりします。
ラプンツェル
おやゆびひめ

ゆきむすめ

ふしぎの国のアリス

知育に役立つ5歳向け絵本
子どもはいろいろなことに関心をもって、知りたがります。聞かれてもわからないこと、絵本に書かれていますよ!
ダンゴムシみつけたよ

しずくのぼうけん

鳥の巣いろいろ
言葉や数を覚える絵本
小学校入学の前に文字や数字に親しませたいけれど、なかなか興味をもってくれない!というときに。遊びの中に言葉や数が出てくるので、勉強しているようなかたくるしさを感じずに学ぶ事ができます。おとなも楽しめます!
ことばあそびうた

かぞえうたのほん

のはらうた

おならうた
昔話や民話絵本
どこかで聞いたことのあるお話だったけれど、あの国の昔話だったのか!と思うことでしょう。全部異なる国のお話です。さまざまな国に関心を持つきっかけになるでしょう。
てぶくろ

うさぎのみみはなぜながい

かたあしのひよこ
少しこわい絵本
子どもはこわいお話も大好き。夏の夜に読んでみてはいかがでしょうか?
おしいれのぼうけん

わんぱくだんのおばけやしき

こわーいはなし
英語の絵本
保育園、幼稚園、小学校で英語を積極的にとりいれるところが増えてきました。英語に親しみ、関心をもつことはこれからの子どもに必要なことですね。親子で楽しみましょう!
A Teddy Bear
The ABC絵本

英語でもよめるスイミー

子どもたちにとってかけがえのない宝物、おとなになって読んでも心に響く絵本を毎日の生活にとりいれてみませんか?日々の生活が豊かに変化してくることを実感できるはずです。
専門家からのコメント

保有資格:保育士免許・幼稚園教諭第二種免許・児童発達支援管理責任者
絵本を読ませることで期待できることは多岐に渡ります。
5歳さんの場合、もうすぐで小学生になる年齢でもあるので、
ランサーズこの時期に絵本を読むことは小学校に行った時にも良い影響を与えます。
絵本を読むことで読解力が養われ、小学校での文章問題を解くときに役に立つほか、ひらがなを読む習慣が身につくことから音読の宿題も嫌がらずに行えるようになることが期待されます。
実際に音読や文章問題が苦手な子は多いので、小学校に上がる前から絵本で徐々に本を読む習慣を身につけておくことで、小学生に行ったとき勉強の遅れや勉強嫌いになることを回避できる可能性も上がります。
紹介されているスイミーなどは、教科書にも掲載されている作品なので、習う時に「これ知っている!」と勉強を楽しむきっかけにもなると思います。
他に紹介されている「あおくんときいろちゃん」はもう少し対象年齢が低めの本だと感じました。