3歳児の冬の服装について
3歳児は保育園に通っている、または幼稚園に通い始めるという子が多い年齢です。世界が広がることでさらに好奇心が旺盛になり、体の使い方もどんどん覚えていくでしょう。また自己主張も強くなってくる時期で、「これがいい!これはイヤ!」と自分の意思がはっきりしてくる子も。寒さを防ぎながら子どもたちの動きも邪魔しないためには、どのような服装を選ぶと良いのでしょうか?
室内での服装
冬の室内は暖房が効いていて、とても暖かいことが多いです。寒い屋外から電車・バスといった交通機関やショッピングモールなどの商業施設に入った時は、大人でも暑いと感じることがありますよね。子どもは特に動き回ることで体温が上がったり、汗をかく機能が未発達のため暑くなりやすかったりします。着せ過ぎに注意して、肌着に長袖シャツやトレーナー1枚を目安にすると良いでしょう。
- 肌着
- 長袖シャツもしくはトレーナー
- 長ズボン
外出時の服装
外の気温が低いとついつい厚着させてしまいますが、子どもは大人が感じているより寒くない場合もあります。目安としては「大人の服装より1枚少なく」といわれています。状況に応じて調節できるように、重ね着や防寒アイテムを使って寒さ対策をすると良いでしょう。暖かいアウターの他、着脱しやすいマフラー・帽子・手袋などの小物類も活躍します。
- 肌着
- 長袖シャツもしくはトレーナー
- 長ズボン
- アウター
(ベストやマフラーなどで調整を)
寝る時の服装
子どもは布団をかけていても途中ではいでしまうことも多いので、スリーパーを着せるのがオススメです。暖房が効いている部屋であれば、温めすぎると汗をかいてしまうので厚手のスリーパーは必要ないかもしれません。寝室に温湿度計を置いておくと、服装の調節がしやすく安心です。
- 肌着
- 長袖パジャマ上下
- スリーパー
3歳児の服のサイズ
まず、3歳児の平均身長・体重は以下の通りです。(平成22年調査)
平均身長 | 男子 | 女子 |
3歳0~6か月未満 | 95.1cm | 93.9cm |
3歳6~12か月未満 | 98.7cm | 97.5cm |
平均体重 | 男子 | 女子 |
3歳0~6か月未満 | 14.1kg | 13.59kg |
3歳6~12か月未満 | 15.06kg | 14.64kg |
参考:厚生労働省 平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)
平均的な体の大きさであれば、90cm~100cmのサイズを選ぶとちょうど良いでしょう。3歳児は自分で着替えができるようになってくる時期なので、冬の服は特に首周りや袖口がきつくないものを選ぶのがオススメです。またサイズの表記は同じでも、メーカーによってサイズ感が違うこともあります。試着が難しい場合は、サイズ表や口コミをチェックしてから選ぶようにしましょう。
3歳児の冬の服装の選び方や注意点について
着心地、動きやすさ
寒い冬でも子どもたちは元気いっぱい。遊ぶときに動きが制限されたり、それによって危険が伴ったりしないよう、動きやすい服装を選びましょう。着心地が悪く動きづらい服は、子どもが着たがらず「あまり出番なくサイズアウト…」なんてことも。
温度調節のしやすさ
子どもは元々大人より体温が高く、動き回るとすぐに暑くなりやすいです。厚着したまま汗をかいてしまうと、後々体が冷えて風邪を引いてしまうことも。冬は屋内と屋外の温度差が大きいので、薄手の服を重ねて状況に合わせて脱ぎ着できるようにしたり、マフラーや手袋などの小物を使って調節したりするのがオススメです。
好み
3歳頃になると好みがはっきりしてきて、服装にこだわりを持つようになる子もいます。アウターやマフラーなどは使用頻度が高くなるので、お気に入りを見つけられるといいですね。冬によくあるお悩みの「寒そうなのに、子どもがアウターを着たがらない…」ということも防げるかもしれません。
ちなみに子どもがアウターを着たがらないのには、「面倒くさい」「動きにくい」などの理由があるそうですが、「本当に寒いと思っていない」「すぐに暑くなってしまう」という場合も。3歳児はそれまでに比べて具体的な意思表示もできるようになるので、状況に合わせて本人の意思を尊重するのが良いかもしれませんね。
着替えやすさ
3歳児になると自分で着替えができるようになる子も増え、保育園や幼稚園でも「自分で着替えましょう」と言われることが多くなります。子どもがひとりでも着替えやすいように、チャックが付いていないもの、首周りや袖口が窮屈でないものがオススメです。また、届かないところにボタンが付いているものは避けましょう。
保育園や幼稚園のルール
通っている保育園や幼稚園によって、服装に関するルールは様々です。よくあるものとしては「フード付きNG」「ワンピースNG」など、冬の場合は「裏起毛NG」や「機能性インナーNG」というものもあります。冬の子ども服売り場を見ると裏起毛の服がたくさんありますが、熱がこもりやすい、汗を吸わないなどの理由から禁止されている場合が多いです。防寒性には優れているので、屋外にいる時間が長くなりそうなお出かけや、周りの大人がこまめに様子を見て調節できる時に使用するのがオススメです。細かいルールは園によって違うので、よくチェックしてから服装を選びましょう。
3歳児の冬の服装のオススメ
グンゼ 子ども肌着 あったか厚地 半袖インナー 2枚組
肌着は、冬でも汗をよく吸収する綿素材のものが安心です。厚手なので暖かく、長めの丈はお腹や腰をしっかり守ってくれます。冬なので肌着も長袖を選びがちですが、袖がもたつかないため動きやすく、着替えもしやすい半袖がオススメです。寒い地域にお住まいの場合や、上にセーターなどのチクチクする素材の服を着る場合は、長袖肌着を選ぶと良いですね。

ever closet プリント長袖Tシャツ
暖かい室内にちょうど良い薄手の長袖Tシャツです。シンプルな形ですが色柄の種類が豊富なので、お子様と一緒に気に入るものを選ぶと楽しそうですね。サイズ感は少し大きめのようですが、薄手の生地なので重ね着をしてももたつかずに着られます。薄手の長袖Tシャツは販売される期間が短く、真冬になると厚手のものばかりになる店舗も多いので、お早めに購入しておくことをオススメします。

chil2 キッズトレーナー
綿100%、裏毛生地のトレーナーです。冬は裏起毛のものが多く販売されているので、こちらのような厚すぎず薄すぎないトレーナーはお早めの購入がオススメです。肩周りや身幅がゆったりしているので、子どもの動きを邪魔しません。

louple ボアベスト
表は見た目にも暖かいボア素材、裏面はフリース素材のベストです。ベスト自体のアウターとしても、アウターの内側に重ねて防寒としても使いやすく、肌寒くなる時期から真冬まで長く活用できます。こちらのベストは前ボタンが2つのみなので、3歳のお子様も楽に着脱できます。腕が動かしづらくてアウターを嫌がる子もいますが、袖のないベストであれば抵抗なく着てくれるかもしれません。

pairmanon サルエルパンツ
こちらは股上が深めでゆったりとしたサイズ感のズボンです。寒いときにはレギンスやレッグウォーマーなどを重ねる余裕があるので、暑くなればレギンスなどを脱いで調節できます。伸縮性がある生地で裾はキュッと絞ってあるので、動きやすさは抜群です。

ever closet ストレッチスカッツ
「冬でもスカートを履きたい!」という女の子には、足を冷やさずスカートを楽しめるスカッツがオススメです。スカートとレギンス(スパッツ)が合体しているので、ズボンと同じようにひとりでもサッと履けます。※保育園や幼稚園によってはスカッツがNGのところもあるので注意が必要です。

sweetsweet shop ウィンドブレーカー
しっかりした生地で風を防いでくれ、防水効果があるので汚れも付きにくいウィンドブレーカーです。フードはファスナーで着脱可能なので、フード禁止の保育園・幼稚園用の防寒着にもオススメです。

devirock ファイバーダウン リバーシブルジャケット
軽くて暖かいダウンジャケットは、長時間屋外にいるお出かけや寒い日の公園遊びに便利です。外遊びで汚れてしまっても、すぐに洗濯機で洗えるのでお手入れ簡単なところが嬉しいですよね。ふっくらしていて少し小さめに感じるようなので、ワンサイズ大きいものを選ぶことをオススメします。

RIO フェイクムートンブーツ
内側はふわふわのファーが敷き詰められており、寒い日のお出かけにぴったりのムートンブーツです。男の子、女の子どちらの服装にも合わせやすいシンプルなカラーが豊富です。足をスポッと入れるだけなので、3歳のお子様にも履きやすくなっています。冬は厚めの靴下を履いていることも多いので、少しだけ大きめのサイズを選ぶと安心です。ちなみに、3歳児の靴のサイズはだいたい14cm~16cmといわれています。ただ足の成長は個人差が大きいので、靴を購入する際にはその都度サイズを計測することをオススメします。

Ampersand 長袖キッズパジャマ
たくさんの柄・生地から選べるパジャマです。しっかりした厚めの生地なので、暖房の効いた部屋であれば肌着+こちらのパジャマで快適に寝られそうです。前開きのものもあるので、ボタンの練習にもなりますね。

丸眞 スリーパー ジブリ&キャラクター
ふわふわしたフリース素材のスリーパーです。肌触りも良くとても暖かいので、特に寒い夜や暖房を使用しない場合にオススメです。子どもは寝ている間に布団をはいでしまうことも多いので、寝返りを打っても脱げないスリーパーであれば安心ですね。

3歳児の冬の服装について選び方や注意点、オススメの商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?「自分でやりたい!」が芽生え、活発に動き回りたい3歳児。お子様に合った服装で快適に冬を楽しみたいですね。