【保育士・幼稚園教諭監修】赤ちゃんは冬寝る時に手が冷たいのは心配しなくて大丈夫!その理由は?

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

寒い冬場に寝ている赤ちゃんの手を触ってみたら、冷たい!

赤ちゃんは寒くないのか心配になってしまいます。

寝ているときの赤ちゃんの手は、冷たくても大丈夫なのでしょうか。

赤ちゃんの手が冷たくなる理由についてご紹介します。

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赤ちゃんは冬寝る時に手が冷たくても問題ない

寒い冬、可愛い赤ちゃんの手に触れたら冷たい!

寒いのかな?

具合が悪いのかな?

心配になってしまいます。

産後に病院の看護師さんに聞いたところ、「赤ちゃんの手は冷たくて大丈夫だよ。」と教えてくれました。

教えてもらった時は、「大丈夫」という言葉に一時的に安心しましたが、後になりどうして大丈夫なの?

という疑問がわいてきました。

確かに看護師さんの言う通り、赤ちゃんの体調が悪い様子はありませんでした。

では、どうして大丈夫なのでしょうか。

それは赤ちゃんは生まれたばかりで、汗をかくことによって上手に体温調節をすることができないからなのです。

大人であれば当然のようにできる、汗をかいて体温を調整するということがまだ未熟なのです。

そして、赤ちゃんは体重の割合を考えると表面性の割合が多くなります。

その為、外気による体温の影響が大きくなります。

赤ちゃんは、手足が冷えることで毛細血管を収縮させ体温が下がらないように調節しています。

ですから、赤ちゃんの手が冷たいのは自然なことなのです。

赤ちゃんの手が冷たいからと言って、手や足に靴下やミトンなど放熱を邪魔するものをつけてしまうと、うつ熱状態になってしまいます。

うつ熱状態になった赤ちゃんは、体から熱が放出されない状態になり危険です。

SIDS「乳幼児突然死症候群」の原因と思われるものの一つとして、暖め過ぎることが原因の一つと言われています。

寒い冬や睡眠中に起きることが多く、室温が高温であったり、衣類の着せすぎ、布団のかけすぎ等のケースが報告されているようです。

正確な発症原因の特定はされていないようですが、赤ちゃんのお世話をするにあたって大切な情報になります。

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なぜ赤ちゃんは寝てる時に手が冷たいのか

赤ちゃんの手が冷たくなる理由についてご紹介しましたが、眠っているときに赤ちゃんの手が冷たいのはどうしてでしょうか。

赤ちゃんの手が冷たくとも大丈夫なメカニズムを考えてみてください。

赤ちゃんの手が冷たいということは、赤ちゃんが手足を冷やし毛細血管を収縮させて体温を下げないようにしています。

眠る前の赤ちゃんはお腹がいっぱいっだったり、眠かったり体温が上がった状態にあります。

体が熱い赤ちゃんは、体温を調節しようとします。

理屈では納得できないという方は、赤ちゃんの体の他の部位をチェックしてみてください。

もしチェックしてみてお腹や体の中心が冷えていたらどうでしょうか。

大人の場合をえてみると、体温が下がっている状態です。

そうのような状態であれば、すぐに赤ちゃんを温めてあげましょう。

赤ちゃんの手が冷たいことは、ごく自然なことですが注意しなければいけない場合もあります。

チアノーゼという血液中の酸素濃度が低下した時に起こる症状です。

赤ちゃんがチアノーゼの状態になると、手足が冷たく紫色に変色します。

症状がすぐに治まったり不機嫌でないようならば、しっかり観察をして様子を見ていれば大丈夫です。

チアノーゼが起こる状態は、赤ちゃんが泣きすぎてしまったり、おっぱいを飲み過ぎてしまったりしても一時的に呼吸ができなくなり、酸欠状態に陥ります。

泣きすぎて息が吸えなくて苦しくなってしまうなんて、大人では考えられないことですが、赤ちゃんの場合はそのようなことが起きてしまいます。

そうやって、一つ一つを学習して成長していくのではないでしょうか。

またチアノーゼの症状は、強く圧迫されることによっても起こります。

赤ちゃんの体全体をよく観察しましょう。

チアノーゼの症状が出た場合には、よく観察して様子がおかしければ、すぐにお医者さんに相談し適切な対処をしてあげて下さい。

赤ちゃんが冬寝る時の服装のポイント

赤ちゃんを寝かせる時の服装のポイントは、暖め過ぎないこと、動いても寒くないような服装で寝かせることです。

二つのポイントをみると、どうやってちょうどいい服装を決めるかが難しいところです。

冬と一言で言っても地域差やその日の中でも温度差、室内の温度など様々な要因が重なり、眠るときの環境が決まってきます。

お母さんが調節してあげられるのはお部屋の室温です。

もう一つは、衣類とお布団です。

新生児や赤ちゃんが小さい時期は、赤ちゃんが動いてお布団がずれてしまうことはないのでベビーケットで大丈夫かと思います。

赤ちゃんが夜眠るときの快適な室温は20°~23°です。赤ちゃんが新生児や小さい場合は、授乳があるので数時間おきにお母さんは起きてお世話することになります。

冬場に授乳することも考えると、授乳の回数が頻繁な時期はエアコン等の暖房器具はつけたまま(住んでいる地域にもよりますが)になると思います。

この時、お部屋の湿度が下がらないように管理しましょう。

快適な湿度は50~60%になります。

加湿器や濡れタオルをお部屋に干すなどして調節しましょう。

お母さんは授乳や夜泣きのたびに赤ちゃんに触れることになります。

その際に、赤ちゃんの様子を観察してみてください。

お顔に汗をかいていたりしないか、背中や衣類は汗で濡れていないか、体が熱くなりすぎていないか等を確認してください。

また泣き止まない場合も、どこか気持ちが悪かったり、嫌なことがあって泣いていたりする場合もあります。

寒そうであれば、衣類やベビーケット等を追加してあげて下さい。

暑いようならば、衣類やベビーケットを少なくしてあげて下さい。

汗をかいていたらお着替えさせてあげて下さい。

赤ちゃんを観察することで、お手持ちのアイテムでどのように赤ちゃんにしてあげたらよいのかがわかります。

赤ちゃんがある程度大きくなり、まとまった睡眠をとれるようになってきたらスリーパーの出番になります。

元気な赤ちゃんは、布団を飛ばすだけではなくお布団からコロコロと転がりお部屋中を移動したりする赤ちゃんもいます。

そういった場合は、危険なものは寝室や寝ている環境には置かないようにしましょう。

赤ちゃんが寝ているときにお部屋を転がりまわるのでは、疲れているお母さんもぐっすり眠れません。

お母さんもしっかり睡眠をとってください。

スリーパーを着せていれば、着せていない状態と比べると少しは安心して眠れるかと思います。

このころの赤ちゃんには、汗をしっかり吸収してくれる下着を着せ、お腹の出ないパジャマやロンパースを着せてあげましょう。

スリーパーもコットンのものからフリース素材のものまで様々あるので、赤ちゃんが眠る環境に合ったものを選んで着せてあげたり、時期によって使い分けてください。

寝返りが打てない赤ちゃん同様に、汗をかいたらお着替えをさせてあげ、必要であれば衣類やスリーパーを調節してあげて下さい。

お母さんがいくら気を配っていても、気温の変化に対応しきれなかったり、うまく様子がつかめずに赤ちゃんが風邪をひいてしまうこともあります。

体調を崩してしまったら、病院へ連れて行き体調を崩してしまった原因を考えてみてください。

お母さんがきちんと対応していても、赤ちゃんが熱がってお洋服を脱いでしまったり、お布団をかけなかったりすることがあります。

仕方がないこともありますので、その都度考えてじっくり対応していきましょう。

赤ちゃんが冬寝る時は暖房を使っても大丈夫?

赤ちゃんが新生児や小さい時期であれば授乳の為、お母さんは夜間何度も起きて授乳することになります。

住んでいる地域にもよりますが、寒いお部屋での授乳は大変です。

無理をせず暖房器具を使用してください。

その時に気をつけなければいけないことは、湿度と換気です。

湿度は加湿器や濡れタオルなどで調整してください。

暖房がかかりっぱなしのお部屋は、空気が悪くなります。

こまめに換気しましょう。

石油ストーブやハロゲンヒーターなどを使用する場合は、つけっ放しは危険です。

赤ちゃんのお世話でお母さんも疲れているので、気をつけて使用してください。

暖房器具を使う時に気をつけなければいけないのは、暖房器具から出てくる温風が直接赤ちゃんにあたらないようにすることです。

赤ちゃんが寒そうでも暖め過ぎは、とても危険です。

またホットカーペーットは、寝る時に使用するのはおすすめできません。

温まりすぎで熱中症や低温やけどの危険もあります。

赤ちゃんは大人と違い体温調整が未熟だったり、言葉を話すことができません。

赤ちゃんの様子をよく観察して、赤ちゃんが快適に生活できるようにしてあげましょう。

毎日24時間大変ですが、もう少し大きくなるまでお母さんが守ってあげて下さい。

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保育士、幼稚園教諭(専門家)からのコメント

専門家からのコメント(白鳥萌衣:詳細プロフィールはこちら

■経歴:幼稚園勤務経験。年少と年中のクラスを受け持つ

■保有資格:保育士、幼稚園教諭第2種免許

赤ちゃんは体温調節機能が未熟なことから、大人より手足が冷たくなることはよくあるので、あまり心配しなくても大丈夫です。

本当に体が冷えてしまっている場合は、唇や顔色が悪くなるので、目で見てすぐわかることの方が多いです。その時は病院に連れていくことをおすすめします。

目に見えて様子がおかしいとき、赤ちゃんは容体が急変することが多々あるからです。

体調が良いときに、2~3日間続けて体温を測り、平熱を把握しておくことで赤ちゃんの変化に気づけるようになります。